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2000年、東野祥子を中心として結成されたダンスパフォーマンスグループ。身体から織り成される感情の起伏や衝動、個々の人間の本質をダンスの根底に置き、シーンにあわせて構築される電子音楽と機械仕掛けの硬質な美術、ダンスとシンクロするダイナミックな映像表現など、様々なモチーフを用いて空間に軌跡を描く。04年TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARDにて『ALARM!』を上演、次代を担う振付家賞を受賞。05年横浜ソロ×デュオ<Compe´tition>+にて『Zero Hour』を上演、群舞部門:未来へ羽ばたく横浜賞を受賞。05年 演劇計画2005にて『ERROR CORD /// pcsh404slhq』を上演、京都芸術センター舞台芸術賞 佳作を受賞。カンパニーの代表作として、『ALARM!』『GEEEEEK』『error code』など発表。これまでにアメリカ・フランス・シンガポールなどで開催されるフェスティバルに招聘され作品を上演するなど国内外で活動を展開。05年より高円寺にてスタジオBABY-Q Lab.を運営。






作品について

 
BABY-Qには全く同じ作品は無い。それは会場の仕様や特徴を舞台の一要素としてシーンに取り入れたり、ホールの音響機材、照明機器を観客に晒す事で美術化するなど、その空間の持つ魅力を最大限に用いた作品作りを行うからである。

また、現段階のメンバーも大きく作品に作用する。ダンサー、役者、ミュージシャン、映像作家、ロボット制作家、美術作家等からなるメンバーそれぞれが持つ要素や時代性を、多角的に組み合わせる事で作品を作り上げている。

舞台音楽はメンバーの豊田奈千甫によりシーンに合わせて1から作られる。エレクトロニカ、ダークアンビエントをベースに会場の音環境を考慮し、舞台空間に立体的に作用する音作りを行い、シーンにおける身体と感情を浮き上がらせている。

さらに強烈な個性を持ったダンサー達とゲストアクトによる、滑稽で思わず頬を緩ませてしまう寸劇やキッチュなダンス。それは現代の日常での固定観念の可笑しさや人々のどうしようもない愚かさであり、男女間の様々なコミュニケーションの形を時にバカバカしく時に物悲しく魅せてくれる。

そういった様々なシーンと共に活躍するのがロボットの存在である。人間機械論をベースに人と等価に扱われ、ダンサーの感情に呼応するかのように喧しく蠢くジャンクな鉄のオブジェの様なDESTROYED ROBOT。
“DESTROYED ROBOT”は作品毎に成長、変化しており舞台にどのような形態で登場するのかも楽しみのひとつである。

そして、中でも特異なのは代表・東野祥子のダンスだ。確固たる身体能力とボキャブラリーに裏付けられながら、その動きは歪かつ退廃的で狂った情動の爆発であり、観る者に血の臭いと機械人形と母性を同時に想起させるかのようだ。

BABY-Qの舞台はどこかグロテスクな匂いを漂わせ、身体、音楽、ビジュアル、物語等どれもが一癖ある様々なモチーフによって、観客に変化に富んだ刺激を与えている。また、ワークショップや他ジャンルとのコラボレーションを積極的に行い、ダンスという一分野にとどまる事の無い、幅広い活動を行っている。





HISTORY



2000年
1月−
『E-DEN - electronic garden』公演 (キリスト教島之内教会)
5月−フェスティバル「MUKOGAWA DANCE ON THE BANKS」出演

2001年
6月−BABY-Q SOLO PROJECT『DAZEY-Q』公演 (阿倍野ロクソドンタ)
7月−
『teletext---stereogram』公演(AI HALL)主催:伊丹市 take a chance projects 企画

2002年
11月−
『REMroom』公演(AI HALL)主催:伊丹市 take a chance projects 企画

2003年
8月−ダンスピクニックにて『MINIMAL-Q』上演(びわ湖ホールロビー)
10月−
『←Z←・Z 滑稽な独身者機械』公演(AI HALL)主催:伊丹市 take a chance projects 企画

2004年
2月−『ALARM!』上演(graf MEDIA gm)
6月−『ALARM!』公演(神戸ファッション美術館 オルビスホール)
7月−「トヨタコレオグラフィーアワード2004」にて『ALARM!』上演(世田谷シアタートラム)
7月−「BOY MEETS GIRL」出演(住友倉庫ギャラリー)
9月−『ALARM!』公演(AI HALL)主催:伊丹市 take a chance projects 企画

2005年
1月‐パラレルワールド殺人事件 出演(住友倉庫ギャラリー) 
1月‐横浜ダンスコレクションRにて『Zero Hour』上演(横浜赤レンガ倉庫)
3月‐OSAKA SHORT PLAY FESTIVAL出演(IMP HALL) 
3月‐POOL2出演(新世界BRIDGE)主催:大阪市
8月‐OSAKA SHORT PLAY FESTIVAL SUMMER出演(IMP HALL) 
8月‐『ERROR CORD /// pcsh404plsh』公演(京都造形芸術大学 studio21)
9月‐東京芸術見本市2005にて『ERROR CORD /// itdu469dfwe』上演(東京国際フォーラム)
9月‐『ALARM! - Zero hour edition』公演(世田谷シアタートラム)TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2004受賞者公演
10月‐『ALARM! - Zero hour edition』(Dance Theatre Workshop) N.Y USA
10月‐BAINS NUMERIQUES出演 (thétre du casino) Enghien FRANCE
10月‐『ALARM! - Zero hour edition』(パリ日本文化会館) Paris FRANCE
12月‐ヴェロニク・ケイ演出『Focus』に東野祥子出演(横浜赤レンガ倉庫)

2006〜(予定)
1月‐横浜ダンスコレクションRにて『Montage』上演
3月‐『東野祥子ダンスワークショップ&パフォーマンス』上演 (AI HALL)主催:伊丹市